
ジョージアはヨーロッパで二番目にキリスト教を国教(ジョージア正教)とした国であり、大国に支配されていた時期もショージアの文化を守ってきた歴史があります。そのため年間を通じて祭日や個人の集いがとても多く、その都度スプラ(Supra)と呼ばれる宴会が催されています。
 スプラの目的は人々がワイン、パン、乾杯、歌声とともに一緒に時間を過ごすことで家族だけでなく他人や先祖たちとも繋がり絆を深めることです。そのためスプラには儀式としてルールが地域ごとにあり、宴会の進行役を務める人はタマダと呼ばれ重要な役割を担います。タマダのことは『神様が自分のために取っておいた土地』で神様とやり取りした人物としても登場するほどです。
 スプラで提供される前菜の一つにプハリがあります。これは、ソテーしたニンニクやタマネギとクルミを混ぜてからスパイスやハーブなどで味付けしてから塩ゆでしたビーツやキャベツ、ホウレンソウなどのみじん切りと合わせて作るものです。盛り付けにはザクロをトッピングするのが流儀のようです。
今回はビーツのプハリについて作り方をご紹介します。
- ビーツ
 - 200g
 - クルミ
 - 80g
 - ニンニク(みじん切り)
 - 40g
 - タマネギ(みじん切り)
 - 50g
 - コリアンダー(パウダー)
 - 1g
 - フェネグリーク(パウダー)
 - 1g
 - パセリ(乾燥)
 - 1g
 - チリパウダー
 - 0.5g
 - 白ワインビネガー
 - 6㏄
 - オリーブオイル
 - 適量
 
- 食塩
 - 少量
 - 黒コショウ
 - 少量
 - ザクロの種
 - 少量
 
- ビーツを茹でて火が通ったら皮を剥き、みじん切りにする。
 - クルミは乾煎りして、細かく刻む。
 - ニンニクとタマネギを少量のオリーブオイルで軽く炒め冷ましておく。
 - ①②③を混ぜ合わせてからコリアンダー、フェネグリーク、パセリ、チリパウダー、白ワインビネガー、オリーブオイルを混ぜ合わせ、塩コショウで味を整えたら冷蔵庫に入れて味をなじませる。※ 生地の硬さはオリーブオイルで調整する。
 - ボール状に丸めて皿に盛り、ザクロを飾る。
 
本多 真私がジョージアに興味を抱いたきっかけは大相撲で活躍していた栃ノ心関がこの国の出身だと知ったことでした。幕内優勝するなど、大活躍していた時期で大きな体と怪力で豪快な相撲でしたが、優しそうな人柄がにじみ出ていてまさに「気は優しくて力持ち」といった印象を抱きました。2020年11月に引退した元小結の臥牙丸さんもジョージア出身です。そして、同時に「何故、ジョージアの人が相撲に?」という疑問が沸きました。そして、二人とも柔道出身ということも知りました。
ジョージアには古代からチダオバ(Chidaoba)と呼ばれる古式武術があってとても人気があります。投げ技を中心に屋外で行うのですが柔道とレスリングに共通するところが多いため柔道が受け入れられ盛んになったのだとか。因みに帯取返という技はハバレーリという金メダリストがチダオバのガダブレバ(横崩し)という技を柔道のルールに合うように改良したものです。
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