
セーケイカーポスタはハンガリーとルーマニアの国境近くにあるセゲド地区の伝統的な冬の料理です。牛肉とタマネギ、パプリカなどから作られる通常のグヤーシュとは異なり、豚肉のパプリカ煮込みにザワークラウトを混ぜることで、豚肉の甘みとキャベツの酸味が合わさった甘酸っぱいできあがりのシチューです。仕上げに冷たいサワークリームをのせて、パンと一緒に提供されますが、そのルーツには幾つかの説があるようです。一つはかつて大ハンガリー圏と呼ばれていた頃にセーカイ人が食べていた料理が伝わったという説、もう一つはセーケイ・ヨーゼフという作家が友人とレストランに行った時にあり合わせの材料で作って貰った料理が美味しくて、それが広まったという説です。
- シチュー用ポーク
 - 320g
 - シチュー用ポーク(肉汁)
 - 50g
 - ラード
 - 15g
 - タマネギ(スライス)
 - 100g
 - ニンニク(みじん切り)
 - 1片
 - ベーコン(スライス)
 - 100g
 - ザワークラウト
 - 400g
 - パプリカパウダー
 - 20g
 - ホールトマト
 - 90g
 - 水
 - 適量
 
- クミンシード
 - 少量
 - ローリエ
 - 1枚
 - 塩
 - 適量
 - サワークリーム
 - 80g
 
- シチュー用ポークは角切り、ベーコンは5㎜幅にカットする。
 - ラードでニンニク、タマネギを香りが出るまで炒める。
 - ポーク、ベーコン、ローリエを加えて軽く炒め合わせる。
 - 軽く絞ったザワークラウトを加えて馴染ませ、パプリカパウダーを混ぜる。
 - ホールトマト、水、シチュー用ポーク(肉汁)、クミンを加えて約15分間煮込む。
 - 塩で味を調えて盛り付け、サワークリームを添える。
 
本多真グヤーシュのグヤは牛の群れを指した言葉で、昔、放牧や農作業をしていた大ハンガリー圏の人々が、わざわざ時間をかけて自宅で昼食をとる手間を省こうと野外に釜を作り、大きなボグラーチという鍋で釜煮を作ったのが起源とされています。因みに、現在でもハンガリー農村部ではこの伝統的なスタイルのグヤーシュを食べているそうです。今回は、ハンガリーから1人用のボグラーチを仕入れて盛り付けに使いました。食器が本物だと盛り付けた時の雰囲気が違いますねえ。
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