
沖縄料理の中でも良く知られているチャンプルー料理。チャンプルーという言葉は「混ぜた料理」とか「混ぜる」という意味があります。
チャンプルーという独特な言葉のルーツには諸説ありますが、インドネシア語のチャンプールやマレー語のチャンポール(ともにスペルはcampur)が伝わったというのが最も有力とされています。
ソーミンチャンプルーは、素麺を使ったチャンプルーで、ソーミンタシヤーと呼ばれることもあります。ソーミンは素麺のこと、タシヤーとは足す(ひと手間加える)といった意味合いがあるので、素麺にひと手間加えた料理ということになります。また、炒めご飯のことをタシヤーウブンと呼ぶのは、「残ったご飯にひと手間かけて炒めた料理。」といった意味合いを含んでいるそうです。
このようなことからソーミンタシヤーは「残ったソーミンにひと手間かけて炒めた料理。」ということになります。時代を経てソーミンタシヤーの具材にニラやツナが加わったり、残り物ではなくチャンプルー用にソーミンを茹でるようになったりして現在のソーミンチャンプルーのではないでしょうか。
- 素麺
- 4束
- ニラ
- 1束
- ライトミート(ツナ缶)
- 120g
- サラダ油
- 70g
- 醤油
- 適量
- 食塩
- 適量
- 素麺を固めに茹で、水で良く洗ってぬめりを取って冷やしておく。
- ニラを4㎝位にカットしておく。
- 強火にかけたフライパンにサラダ油を入れて熱し、ツナ缶、ニラ、醤油を入れて軽く炒める。
- 素麺を入れて炒め合わせたら、塩で味を調える。

もともと沖縄の島豆腐とゴーヤーなどの野菜を炒めたものをチャンプルーと呼ぶため、ゴーヤーチャンプルーにはゴーヤーが入り、タマナーチャンプルーには玉菜(キャベツ)、マーミナーチャンプルーには豆菜(モヤシ)、チキナーチャンプルーには漬菜(塩漬けの芥子菜)、ナーベラーチャンプルーにはヘチマが入ります。このように様々な食材を使えるようになったのは戦後暮らしが豊かになってからのことで、現在では島豆腐を入れずとも混ぜ炒めする料理を総称してチャンプルー料理と呼ぶようになったようです。

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